75歳 現役編集者の “徒然なる我儘に”

じゃこめてい出版の最年長編集者が手掛けた書籍の紹介と思い出の日々を綴る。人生の編集日記。

うちのちりつもばあちゃん その3

 引越しでヒョッコリ出て来たハーさんの手作り健康サプリ「弾丸」レシピと手書きの生け花ノート

 
 引越でいろいろなものがひょっこりでてきましたが、うちのちりつもばあちゃんこと姑のハーさんがニンニクでつくった自家製ニンニク健康サプリ「弾丸」の巻紙状になったレシピもそうです。
 仏壇の脇の戸棚から出てきました。料理本から写し取ったのか人にきいたのか、テレビで作り方を聞きながらメモったのかは不明ですが、とても丁寧に手順をおったレシピでその気になればだれにでもすぐに出来そうにかかれていました。
「効能 血圧 心臓 便秘 肌の美化 胃腸 風邪ひかぬ 疲労しない」などとあって、思わず作ってみようかなと心が動いたのですが、ニンニクが粉末状になるまでは5時間から6時間かかるとあり、速攻あきらめました。
 
 ハーさんが子供達が風邪をひくとオブラートに包んだこの健康サプリ「弾丸」をもって「のむだわね」と追いかけまわしていたのを思い出します。
効き目があったかどうかは今以て不明ですが。
 無理矢理飲まされた孫たちは「おばあちゃんがつばをつけてオブラートにつつんでいたのが気になってしかたがなかった」といまだにうらみがましくいっています。
 
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 写真は原稿用紙の裏にかかれたハーさんの手書きの「ニンニク卵黄」のレシピです。
 最後は「弱火でこがさぬように愛情を込めて気長につくってください」と結ばれています。
 ニンニクのにおいにみちたハーさんの「弾丸」作りの日を思い出しながら、心からお疲れさまというしかありません。
 このレシピですが、ネットでも「ニンニク卵黄の作り方」としてほぼ同じものが沢山紹介されていました。自家製サプリの定番なのでしょうか。ということで「ハーさんの弾丸レシピ」はここで紹介するまでもなさそうなので、手書きのレシピの写真だ
け、参考までということでここに載せました。  
 ハーさんのレシピによれば「にんにく卵黄」の材料は以下だけ。
 あとは作り手が「手間暇をかけるしかない」ということがわかりました。
??材料 にんにく ( 400 g)
 水 3合
 玉子の黄身 3ヶ
 鍋 ゆきひら又は土鍋
 これで約半年分の「弾丸」の出来あがり。実費はなんと400円位だそうです!

 

■手書きの生け花ノート


 引越でもうひとつ出てきたのは生け花のノート。習っていた生け花はすべて図解してあり、出来上がりの絵もきちんと画かれていてびっくり。姑がまだ60になるかどうかのころ毎週草月流の先生のところにでかけていき、帰りには大きな花木を抱えて戻り、どんなに遅くなろうともその日のうちに家の床の間に活けなおしていました。

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 今だったらスマホで撮って保存もかんたんにでき、いつでも見られるでしょうがあのころは手描で記録していたのですね。そして絵を習ったわけでもないのに花の形がしっかり描かれていて、それがびっくりでした。
 このノートをテキストとして生け花に挑戦する日がくることを願いつつ、眺めるばかりで花一輪飾るのも億劫な毎日です。
 来客のあるとき、家に花が飾られていないのはお化粧しないまま自分を人目にさらすことと同じくらい恥ずかしいことだといって、花屋さんに走っていったハーさんを思い出すたび、恥じ入るほかありません。