80歳 現役編集者の “徒然なる我儘に”

じゃこめてい出版の最年長編集者が手掛けた書籍の紹介と思い出の日々を綴る。人生の編集日記。

2018-01-01から1年間の記事一覧

「ボーッと生きてんじゃねーよ!」  チコちゃんに叱られる?

数年前、国策としてテレビがデジタル化されてテレビを買い換えざるを得なくなっ たとき、テレビを運んできた業者からリモコンの使い方を説明されたのですが、その 説明が早すぎてよくわからず聞き返すと 「色々動かしていればそのうちにわかるようになります…

涙したのはどの「落葉」?

もう何10年も前のことですが、絵を見ていて涙が溢れこまったことがありました。 菱田春草の回顧展を見に行った時、展示されていたあの有名な「落葉」を眺めていたらふぁーっと涙が出てきたのです。 静寂の中で音もなく佇む杉木立の絵を見ているうちに名状し…

うちのちりつもばあちゃん その3

引越しでヒョッコリ出て来たハーさんの手作り健康サプリ「弾丸」レシピと手書きの生け花ノート 引越でいろいろなものがひょっこりでてきましたが、うちのちりつもばあちゃんこと姑のハーさんがニンニクでつくった自家製ニンニク健康サプリ「弾丸」の巻紙状に…

引越疲れを癒してくれたゴールドベルク

猛暑の夏、やむない引っ越しさわぎで、後期高齢者としては寄る年波をいたいほど実感する毎日です。足が重い、腰が痛む、背が曲がる、すべての物が1割増ぐらい重く感じる……暑い、だるい、つらい、眠い、からだ全身がこどものようにダダをこねる…… そんな日が…

「シモキタ」と「下北沢」とシューベルト

今は、本多劇場など演劇の街として、ライブハウス、古着屋さんなど、昭和の香りが残る独特な若者文化発祥の地としても有る名なシモキタこと下北沢。 今は全国区の街ですが昭和二十年代、自宅から歩いて15 分ぐらいの街だったということもあり、小学生から中…

見上げてごらん夜の星を その2

見上げてごらん夜の星を 其の2 この本は美容院から生まれました。 というのは、いきつけの美容院に置いてあった分厚い婦人雑誌をみるともなくめくっ ていたときのこと。思わず「これはいったい何?」と、ページをめくる手がとまりました。「星とことば」と…